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病気についてうつ病

「元気」って何でしょう?目に見えないわたしたちの活力の元です。「気」は、私たちの体に流れるエネルギーのようなものです。「元気」はそのエネルギーの元であり、その「元気」によって私たちの体と心は動かされています。
元気が出ない場合、その対策として次の2つが考えられます。

01

元気が出ない原因を取り除く

病気の治療をする。
ストレスを取り除き、環境を調整する。

02

元気を養う

趣味などに没頭する。
スポーツなどで体力をつける。

心と体のエネルギーが低下した病気の代表としてうつ病があります。
上記2つの対策は、うつ病への対策としてもそのまま当てはまります。

私たちの健康は、気の流れ、血の流れ、水の流れがスムースにいくことによって保たれています。これらの流れのリズムに滞りが生じたとき、病気というものが発生します。つまり病気とは体のリズムがこわれた状態といえます。
私たちの脳内には、体内時計が埋め込まれており、正確な時を刻んでいます。この時計が狂ってしまうとうつ病などのこころの病気が出現するといわれています。

うつ病が増加している背景

人間は、昼行性動物として、昼間活動し、夜暗くなったら眠るというリズムのなかで生活していました。
しかしエジソンの電気の発明により、夜になっても人は眠らなくなりました。
また現代のIT化により、私たちの生活は24時間緊張を強いられ休まるときがありません。
インターネットの普及により子供たちは夜眠らず、一生顔を会わすことのない人たちとのチャットに夢中になっています。
こうした状況のなかで、私たちの体内時計は大きく狂いだし、自律神経の調節もきかなくなり、うつ病が私たちの背後に大きく忍びよってきています。
現在全国で500万人の人がうつで苦しんでいます。
私たちが一生の間にうつ病にかかる確率は23パーセントといわれています。
うつ病は、とてもありふれた病気であり、こころの風邪といっていいほどの病気なのです。

うつ病はとてもありふれた病気であり、誰にでもかかる可能性のある病気なのです。

うつ病の原因

うつ病は、心と体のリズムの病気です。真面目で努力家で最後まで手を抜くことなく頑張ってしまう人が限界を超えたとき、心と体のリズムがこわれてしまい、うつ病になってしまうのです。うつ病になりやすい人には一定の性格傾向があって、そういったうつになりやすい性格傾向をメランコリー親和型性格ということがあります。

メランコリー親和型性格

うつ病の人に多い性格傾向です。仕事熱心、こり性、徹底的、正直、几帳面、強い正義感や責任感に加えて、良心的、周囲に気をつかいすぎる、いわゆる“よい”性格です。
こういった性格の人は仕事にも一生懸命取り組んで適当に手をぬくことをしないので、のんびりやっている人より心身のストレスがたまりやすいのです。
最近の脳科学の進歩により、うつ病の人の脳内では、セロトニンやノルアドレナリンといった神経伝達物質の量が少なくなっているということがわかってきました。こういった神経伝達物質には、意欲や活力、集中力、睡眠を調節する働きがあり、これらが欠乏することで、うつ病の症状が発生すると考えられます。

うつ病にかかりやすい状況

生活状況が変化したときにかかりやすいといわれます。頑張りやでまじめな人が生活の変化に早く適応しようと無理をして心身ともに疲れきってしまい、うつ病になってしまうのです。

引越し 結婚 離婚 配偶者の死 出産 子供の独立 転職 リストラ 昇進

昇進うつ病

出世、昇進などは、その人にとってハッピーな出来事であり、うつ病とは関係ないと考えられがちです。しかし責任感の強い人が部長に昇進し、持ち前の几帳面さや真面目さから、慣れない仕事を手をぬかずに完璧にこなそうとすると、心身ともにストレスがたまり、うつ病になりやすいのです。

うつの時にみられる症状

大きく分けて身体の症状と精神的な症状があります。うつになり始めのころは、気分の落ち込みなどの精神的な症状はあまりみられず、不眠や食欲低下、倦怠感といった身体の症状が目立つことが多いのです。特に最初の兆候として不眠はもっとも見逃せないものです。不眠になったら要注意です。

身体的な症状

不眠

熟睡した感じがなくなり、朝早く目がさめてしまうのがうつの時の不眠の特徴です。また午前中はエンジンがかからないのもうつの特徴です。

食欲不振、味覚低下

おいしいものを食べてもおいしいと感じなくなってきます。味覚が低下し、ご飯を食べても「砂をかんでいるようだ」と訴えられることが多いです。

全身倦怠感

全身が重い感じですぐに横になってしまいます。

頭痛、肩こり、背中の張り

後頭部が重たい、首筋や背中が張るといった症状がみられます。目の奥が痛むという症状もよくみられます。

喉の違和感

うつ病の初期症状としてよくみられるものです。

精神的な症状

抑うつ気分

わけもなく悲しくなり、涙が出てきます。

興味、関心がうすれる

日常生活のなかで何をやっても以前ほど興味がもてなくなります。趣味などにも没頭できなくなります。

意欲、気力がなくなる

何をするのも面倒で億劫になります。いつも読んでいる朝刊を読めなくなったら要注意です。

集中力の低下

作業の能率があがらなくなり、決断力が低下します。頭が回転しない感じになり、仕事上のミスが増えてきたら注意が必要です。

希死念慮

何をやってもうまくいかないので次第に絶望感、無力感や自分を責める気持ちが強くなっていきます。やがて「自分なんていっそ死んでしまったほうが」と思えるようになってくる場合があります。こんな気持ちが出てきたら危険信号ですので専門の医療機関に相談するようにしましょう。

うつの治療

十分な休養

うつの回復にとって一番重要なことは、十分な休養をとることです。うつ病は頑張りやの人が頑張りすぎた結果なってしまう病気ですので、頑張りは、いったん中止してゆっくりと休養をとることが大切です。そうでなければ失ってしまった「元気」を十分に充電することはできません。まずは肩の力を抜いてみてください。どんなにいい薬をのんでも肩の力を抜かなければ、うつは決してよくなりません。

抗うつ薬の服用

うつ病にかかっている人の脳内では、神経伝達物質であるセロトニン、ノルアドレナリンの量が減っていることが医学的にわかってきています。抗うつ薬には、減ってしまった神経伝達物質の量を少しずつ回復させ、うつの改善をもたらすという効果があります。通常効果が出るまで2~3週間かかるのも抗うつ薬の特徴です。抗うつ薬は、精神安定剤のように服用してすぐに効果が出る薬ではなく、継続服用して徐々に病状の改善がみられる薬です。また抗うつ薬には依存性がないので、適正な使用であれば、長い期間服用しても安全な薬です。

抗うつ薬の分類と主な副作用

01SSRI

パキシル

新しいタイプの抗うつ薬で、現在うつ病の治療に最も多く使われているタイプの薬です。機序としては、脳内のセロトニンの量を回復させることにより抗うつ効果を発揮します。この薬は、うつの原因となっている部位に直接作用するので従来の抗うつ薬に比べて副作用の種類が少ないということがあげられます。主な副作用としては、胃のむかつき、吐き気などがあります。現在国内では、3種類のSSRI系抗うつ薬が使用されています。

デプロメール(ルボックス)

1日2回の服用で効果が出る薬です。対人緊張や強迫性障害の治療薬としてもすぐれた薬で、幅広い症状に効果が期待できます。

ジェイゾロフト

1日1回の服用で効果が出る薬です。海外では、もっとも多く使われている抗うつ薬の1つですが、日本では、使用されるようになってから日の浅い薬です。パニック障害にも効果が認められています。

TOPICSSSRIの社会問題について

最近マスコミでSSRIの問題がしばしば取り上げられています。自殺の増加や衝動性が増すなどの指摘ですが、こういった問題は、薬を処方する医師にも原因があるのではないかと思います。抗うつ薬は、うつ病やパニック障害などの患者さんのみに使用するものであり、それ以外の患者さんに使用すれば問題があるのは当然です。またその人にあった量で使用することも大事です。抗うつ薬の処方は、うつ症状や不安症状を正確に診断できる精神科医や心療内科医にまかせたほうが安心です。

02SNRI

トレドミン

セロトニンだけでなく脳内のノルアドレナリンの量も回復させて抗うつ効果を発揮する薬です。意欲を高める作用にすぐれています。副作用としては、尿が出にくくなったり便秘がみられることがあります。

03三環系抗うつ薬

アモキサン、アナフラニール、トフラニール、トリプタノール等

SSRIやSNRIが開発される以前は、第一選択の抗うつ薬として広く使われていましたが、副作用が多いため最近ではあまり使われなくなってきています。ただ抗うつ効果は一番強い薬なので、薬が効きにくい場合にSSRIと併用して少量使われることがあります。
副作用:便秘、尿閉、ふらつき、眠気、不整脈、霧視(まぶしくみえる)体重増加(特にトフラニール)

04スルピリド製剤

ドグマチール(アビリット、スルピリド)

元々胃薬として使われていた抗うつ薬です。便秘やふらつきなどの副作用 は少ないのですが、プロラクチン(乳汁分泌ホルモン)が上昇してしまい、生理が止まったり、お乳が出てきて乳腺炎になりやすいので、使用に当たっては注意が必要です。また胃薬ということもあり継続服用すると体重増加がみられることがあります。

薬物治療を受ける際の注意点

薬の副作用についてきちんと知識をもつことが重要です。
薬があわないときは、医師に相談するようにしましょう。また同じ薬であっても使い方によって副作用が出たり出なかったりするので、うつになったときの治療、相談は専門医にかかることをお勧めします。薬や病気の説明をきちんとしてくれる医師にかかることがポイントだと思います。

認知療法

その人の物事の捉え方を心理学では、認知といいます。
認知療法では、自分の考え方の癖に気づき、それを少しずつ修正することでうつ病になりにくい物の考え方を身につけていく治療法です。たとえば「~ねばならない」という切迫した考え方を見直し、「なんとかなるさ」と考えられるようになれば、うつはかなりの程度予防できるといわれています。
自分の性格の弱点を自覚することが重要です。

食事療法

牛乳やブドウ糖のなかには、うつの時に脳内で不足するセロトニンの原料になる物質(L-トリプトファン)が豊富に含まれています。 朝と夕食時に、はちみつやきな粉のはいったホットミルクやミルクココアを飲むことにより、うつの治療効果や予防効果が増すと思われます。 またうつ病の人には体温低下の傾向が認められるので、うつの予防や治療には、体を冷やさない工夫も必要と思われます。トリプトファンは、大豆食品、たけのこ、のり、ゴマ、卵黄などに多く含まれています。

参考うつと冷えの関係

人の体内では、糖分やタンパク質を燃焼させてエネルギーを産み出しています。病気になってエネルギーの産生が鈍ると体は冷えてきます。うつ病になった人の体温を調べるとほとんどの人に体温の低下が認められます。うつ病の状態は「気」が落ちた状態、すなわちエネルギーが低下した状態なので、体を温めてエネルギーの回復を図ることも、うつの回復には重要と思われます。
冷えを象徴するものは、水です。肥満になると体内の脂肪が多くなり、体温は下がってきます。脂肪はほとんどが水分で構成されているからです。体内の熱産生の40パーセントは筋肉で行われます。ですから適度な運動も体温の維持には不可欠です。冷えが解消されれば、血のめぐり、気のめぐりもよくなり、 気分のみならず、自律神経のバランスも改善し、肩こり、頭痛などの身体症状も軽減します。
うつ病の特徴として、症状の日内変動といって、朝から午前中にかけて倦怠感が特に強いということがあります。 うつ病が良くなってもこの症状の日内変動はしつこく残り、なかなか職場復帰できない人も多数います。体のリズムとして一般に知られていることで、 人の体温は、朝方最低まで下がり、夕方にピーク体温まで上昇することが知られています。以上のことから、うつの人が午前中に調子が悪いのは、 体温と関係があるのではないかということに着目して体温を上げる試みをうつ病の治療にしのだの森ホスピタルでは取り入れています。

体を温める食材 赤、黒、橙色は体を温める色です。白、青色は体を冷やす色です。例として白砂糖は体を冷やしますが、黒糖は体を温めるという感じです。また南方産の食べ物は体を冷やし、北方産の食べ物は体を温めるという傾向があります。バナナ、スイカ、マンゴ、トマト、レモン、オレンジなど南方産のフルーツは、体を冷やしますがリンゴ、ブドウ、モモなどの北方産のフルーツは体を冷やしません。ちなみにカレー粉などのスパイシーな食材は、 体を温めるものと誤解されている場合が多いようですが、カレーに代表されるスパイス類は、ほとんどが南方産のものなので体を冷やしますので注意が必要です。

生姜紅茶、ねぎ入りの味噌汁、梅醤番茶

アロマテラピー

匂いは、鼻からはいり、鼻粘膜を通過し、大脳辺縁系に伝わっていきます。大脳辺縁系は、気分の安定をはかる場所ですので、いい匂いをかぐと気分がよくなり、気分が安定するようになります。反対に悪臭は、気分を不安定にしますので気をつけましょう。

音楽療法

音楽は感情中枢に直接作用するといわれています。好きな音楽を聴いたり、歌を歌ったり、楽器を演奏することは心身を開放し、疲れきった心を浄化します。

リラクセーション

うつの人の体は、冷えて体がカチカチにかたくなっています。何かリラックスできるものをみつけ、心と体の緊張をほぐすことは、うつの回復にとって重要なことです。自分だけのリラックスできる空間、時間を作っていきましょう。リラックス効果により体がポカポカ温まってくれば、力が湧いてくるようになります。

参考慢性うつ病の治療

うつ病は気分の波の病気ですが、うつの時期が長引くと、気分が低い状態のままで安定してしまい、うつ病が慢性化していくことがあります。
気分の波が消えていまい回復しづらくなるわけです。こうなると抗うつ薬も効きにくくなるので、治療にも工夫が必要になります。うつ状態が続くと、心身ともに緊張した状態が続き、体は、カチカチになり体温も普段より0.5℃から1.0℃下がってしまっていることが多いです。
まずは、リラックスして心身の緊張を解きほぐせるような環境に身をおくことが重要です。うつ病になる人は責任感が強い人が多いので、家にいても仕事のことや家族への気遣いから、なかなか気分が休まらないものです。そういう場合は、思い切って入院して、日常的な煩わしさから開放されると、気分が回復してくる場合が多いです。環境調整は、うつの療養にとって大事なことで、入院は有効な転地療養になる場合があります。
慢性うつ病の方の薬物療法として、よく用いられる方法として、抗うつ薬を少量ミックスした点滴を継続する点滴療法があります。抗うつ薬が直接体内の血液に入っていくので、少ない薬量で効果が期待でき、また副作用も出にくいので、安定してしまった低い気分を持ち上げることができます。

うつ病の経過

前兆期

不眠や疲れやすさ、食欲の低下などの身体症状が出てきます。最初は、体の疲れかなと軽く考えてそのままにしたり、体の不調ということで内科病院を受診しますが、特に異常がないからと帰されて、うつを見落とすことが多いようです。

極期

訳もなく気分が落ち込んだり、涙が出てくる状態、すなわち抑うつ気分が認められるようになります。また頭が回転しなくなるといった思考抑制症状もかなり高い確率で出現します。この時期はぐったりして、一日中起き上がれないこともあります。

回復期

気分が次第に回復し、徐々に安定してくる時期です。この時期で特に注意しなければならないのは、自殺の問題です。うつ状態のときは、絶望的になりやすく、何事にも悲観的で、衝動的に死にたい気分に襲われることが多いのですが、うつ状態がひどいときは、エネルギーが底をついているため、自殺するための活力も湧いてきません。ところが回復期にはいり、エネルギーが蓄えられてくると、自殺するための活力も回復してくるわけですから、自殺の危険性も高まってきます。うつに伴う自殺は、病気の極期よりも回復期によく起こる問題なのです。またうつが回復するときは、一直線によくなるわけではなく、波うちながら良くなっていくことが多く、回復期のほうが、むしろ気分が不安定になるということも回復期に自殺が多い理由であると考えられます。

持続期

発症してから、1年間程度は、うつ病は再発しやすいものです。これは、うつによって狂ってしまった心身のリズムが、春夏秋冬という1年のリズムのなかでゆっくり回復していくためです。一見うつが良くなって安定しているように見えても1年間は油断しないようにしたほうがいいです。特に初めて調子を崩した時期は注意が必要です。この時期の過ごし方としては、適度に体を動かし、生活にメリハリをつけてリズムを整えていくことが大切です。
うつの治療を中途半端でやめると再発しやすいので、最低1年間は治療を継続するようにしましょう。

うつ病の方への対応ポイント

励ましよりも暖かく見守る

うつ病は、真面目で勤勉な人がなる病気ですから、うつ病の患者さんは、自分で自分の責任を果たせないことに非常に悩んでおります。ですから家族の叱咤激励は大変な心理的負担になります。励ましよりも暖かく見守る態度が必要なのです。叱咤激励、はっぱをかけることで、本人を心理的に追い詰め、自殺という結末をとることもあるので注意が必要です。

とにかく休ませる

うつ状態は、エネルギーが枯渇し電池切れになったような状態ですから、とにかく休養に専念させ、エネルギーの充電を図らなければなりません。また本人にとって無理な外出や運動を勧めることも慎まなければなりません。本人の気晴らしのために企画した温泉旅行が逆に本人を疲弊させ、病状が悪化することがありますので注意が必要です。

重要な決定は先延ばしにする

退職、転職、退学、離婚などの重大な決定は、うつのときは、すぐに決めずに先延ばしするようにしてください。うつのときは、判断力が鈍っているので、適切な判断ができないものです。そういうときに重大な決定をしてしまうと、うつが回復したあとに後悔することが多いので、重大な決定はうつが回復したあとにするようにしてください。

必ず直る病気であることを本人に伝えるようにする

うつ病者は、前途に悲観しやすく不安が強いものです。先の見えない不安ほど深刻なものはないので、うつ病が必ず直る病気であると伝えることは重要と思われます。

自殺をしない約束をする

うつ病者は義理堅く、他者配慮的で人に迷惑をかけることを気にする人が多いので、自殺をしない約束をしておくと、自殺予防につながることが多いです。
うつ病は、目に見えない病気であり、うつ病になった本人でも病気であることに気づかないことが多いものです。「自分は弱い人間だ。駄目な人間だ」と自分を責めてますます落ち込んでいくことがよくあります。なかには自らの命を絶つ人もいます。こうならないためにも、まずは、本人にうつ病という病気になったんだということを理解してもらい、病気を受け入れてもらうことが重要です。

うつ病の予防

八方美人にならない

うつ病は、人に気をつかいすぎる人に多い病気です。あくまで自分のペースを守って生活することが大切です。無理な要求にはNOと答えられるようにしたいものです。

明日に延ばせる仕事は明日に延ばす

うつ病は頑張りやさんがなる病気です。頑張りはほどほどにして、残業も早めに切り上げる工夫をしていきましょう。「何とかなるさ」の精神が大切です。

家族とのコミュニケーションを普段からとるようにする

一般に会話が少ない家庭ほどうつ病者が出やすいようです。食事や寝る前のほんの一時でいいので、その日の出来事など会話を交わすようにしましょう。

規則正しい生活をこころがける

参考体のリズムと体内時計

すべての病気は、体のリズムの乱れからおこります。特にうつ病などのこころの病気は、生活リズムの乱れが経過に大きく影響を与えます。われわれの体には体内時計があり、一日25時間でまわっているといわれています。夜は眠り、昼間は活動的になるように体内時計はセットされています。
夜間には、寝つきをよくするホルモンであるメラトニンや成長ホルモンが脳内で分泌されます。分泌のピーク時間は午後10時から午後12時までの間です。午前1時を過ぎるとこれらの入眠ホルモンはあまり分泌されなくなります。夜更かしして午前1時すぎまで起きていると、寝付くためのホルモンが減っていくので、睡眠薬を飲んでも効果が出にくく、夜は眠れません。逆に昼間はどんなに寝ても、睡眠ホルモンが分泌されていないので、眠りが浅くなり、疲れはとれません。
入眠ホルモンであるメラトニンは、朝、豊富に日光を浴びると夜間に多く分泌されるという特徴があります。朝の日光は、一日の体内時計のスタートスイッチのようなものです。良い眠りは、朝の散歩からもたらされるものでもあります。

生活のリズムを取り戻すには

食事を規則的にとる

夜更かしをしない

日曜日でもあまり遅くまで寝ていない

理想としては、普段より1時間程度遅く起きるくらいにとどめておきましょう。2時間以上遅い時間まで寝てしまうと、そこで体内時計が狂ってしまうおそれがあります。

昼と夜が逆転したら、頑張って昼間寝ないで起きているようにする

そうするとまた夜に眠くなるようになります。

朝の散歩、日光浴をこころがけましょう

体内時計がセットされます。

うつのときは、判断力が鈍っているので、適切な判断ができないものです。そういうときに重大な決定をしてしまうと、うつが回復したあとに後悔することが多いので、重大な決定はうつが回復したあとにするようにしてください。

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